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山口拳矢 念願の地元記念初V 岐阜競輪「長良川鵜飼カップ(GⅢ)」

 待望の瞬間がついにやって来た。岐阜競輪の開設77周年記念「長良川鵜飼カップ(GⅢ)」は29日、第12Rで決勝戦が行われ、山口拳矢(30=岐阜)がこん身のバック捲りで独走ゴール。昨年8月の富山以来となる5個目の記念タイトルは、念願の地元記念となった。

こん身バック捲りで独走ゴール

 「猿楽君と山崎さんを後方に置きたかった」と言う山口は、自らS争いをリード。山口―志智―斎木―渡部―山崎―山田―猿楽―松浦―脇本の並びで周回。

 赤板すぎに先行した猿楽の3番手を斎木に確保された山口は5番手。打鐘カマシの山崎が2コーナーで猿楽を叩くと松浦がスイッチ。3コーナーで番手捲りに出るも、その上を山口が猛烈スピードで通過した。

 「本当は3番手が欲しかった。でも仕掛けた感じは良かったし、あとはブロックを受けないようにと」

 思惑通りの捲りで、最後は2着に3車身差を付けての快勝劇。ゴール後は高く右の拳を突き上げて、声援を送るファンと一緒に地元記念初優勝を喜んだ。

 「(21年)共同杯のときは無観客だったし、良くも悪くもグレードレースの価値を分かっていなかった。今の方が地元の重みを感じるし、勝ててうれしい」

 10月9日に開幕する弥彦の寛仁親王牌に向けては最高の景気づけだ。加えて自転車にも収穫があった。

 「直前にセッティングを変えたのが良かった。弥彦もこれをメインに」

 次は23年の日本選手権以来、2度目のGⅠ制覇に期待したい。(岡田 光広)

 ◇山口 拳矢(やまぐち・けんや)1996年(平8)1月26日生まれ。岐阜県出身の30歳、117期。21年9月の共同通信社杯(岐阜)で史上最速のGⅡ優勝。23年5月の日本選手権(平塚)でGⅠ初制覇。GⅢ優勝は5回目。1㍍67、70㌔。血液型A。

 ◆次走 優勝した山口拳矢と2着の松浦悠士は10月9日からの弥彦GⅠ寛仁親王牌、3着の斎木翔多は同10日からの富山FⅠ。

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